2013(11/2-12/8) 11th アートプログラム青梅2013

 (明星大学青梅校学内広場+青梅市立美術館、東京)

      11th Art Program Ome 2013  (Meisei University Ome campus's grassland Square & Ome city museum,Tokyo)

アートプログラム青梅には、2009年についで二度目の参加。2013は、サブタイトルが「雲をつかむ作品たち」とあり、私にとってど真ん中なタイトルで、作品は、屋外と美術館の壁面と二ヶ所で展開しました。以下二つの作品の説明です。

 

大きな木製の三脚構造体の上部に布製の風車がゆっくりと回る。様ざまな場所で、空を見るための仕掛け。

この風車の下に立ち、空を見上げてもらうための場を生み出して行きます。

2013年夏より小菅村(山梨)、西新宿、に継いで3ヶ所目の設置となりました。

風車は、特殊合板を構造に用いていて、帆は布で出来ています。仮設設置を前提にした組み立て式で、6時間前後で組立てできます。

大きさは、木製の三脚部分で高さ5m、帆の最頂部で7.3m、設置面は、1辺が4mの正三角形になっています。

そして、風速24m/sを超える耐風性能を持ちます。

また、ソーラーパネルによるエネルギーで空の映像をustreamで配信する仕組みを持っています。

実際の場で作品を体験していただくのが最良なのですが、インターネットを使うことで遠く離れた場所でも、風車に取り付けた目からの眺めを届けることが出来ます。風車の垂直な回転軸の先端にビデオカメラを装着し、風車と共にカメラが回り、空の回転する映像を送り続けます。

ほぼ同時刻に、同じ空を見上げることで生まれる何かをゆるやかに共有してゆきます。

この試みは、美術の外側、美術をめぐる制度の境界線とそこから外の領域に出て行くことを通し、もう一度、表現をすることの意味を問うてみようと言うことから始まりました。

 

「後ろの内部の空」 (青梅市立美術館) / ”internal sky-behind"  (Ome city museum)

sky windmillに対し、こちらは、内証的な空のイメージを簡潔な手続きで形にしてゆくことを試みたものです。

この方法は、「外側への旅」とは、意味もベクトルも逆向きの表現です。

即ち、私にとってノーマルだと思っている通常の表現方法と制作を意味します。

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