水の時計 (テレビ朝日デジタルメディア会館,東京)

“The clock of the water”(Asahi Satellite Broadcasting Limited digital media hall,Tokyo)

 

デジタル放送局の正面外壁に、メカニカルな要素を持つ時計を創ってもらいたいという依頼に、デジタルの2進法的な考え方とアナログ的な振り子や歯車の連動を水の動きでコンバインした、時を刻む装置を提案し、実現させた。

1分ごとに回転する水タンクからの水の流れが、大きさの違う4枚の水パネルの水の有り無しの組み合わせを1分ごとに変え、パネルの排水をきっかけに、15分単位で96回、直径8mのリングを動かし1日24時間を表現する。

大仕掛けな作品だが、歯車などもすべてむく材から削りだし、過剰に本物であることを志向した。

※2014年に建物のオーナーが変わり、それに伴い残念ながら撤去されてしまった。

 

 

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